戻る

西馬音内盆踊り2016

2016/08/16

東京六本木で初めて西馬音内盆踊りの実演技を見たとき、亡者踊りといわれる黒い覆面をした女性の怪しげな踊りや、編み笠をかぶり鮮やかな絹布を合わせた端縫い衣装の踊り手のしなやかな手足の動きに、不思議な魅力を感じた。その後も、秋田関連のフェアなどでもこの踊りを見る機会があり、いつかは本場羽後町西馬音内の実物にお目にかかりたいと思っていた。

この夏、親戚筋から誘いがあり、前日岩手県志度平温泉に宿泊し、翌日秋田県南の名所を訪ねた後羽後町役場の盆踊り会場駐車場に車を留め時間まで道の駅「端縫いの郷」に立ち寄った。

当日頂いた資料によると、西馬音内盆踊りの起源・沿革については記録されたものはなく、すべて言い伝えによるもの。古くは正応年間(1288~1293)に神社の境内で豊年祈願として踊られていた。慶長6年(1601)西馬音内城主小野寺茂道が自刃し一族が滅んだことから、土着した遺臣が主君を偲び旧盆の16日から20日まで、西馬音内寺町の宝泉寺境内で行われていた亡者踊りと合流した。その後天明年間(1781~1789)に現在の本町通りに移った。

絹の切れ端を集めて縫い合わせた端縫い衣装は、必ず「左右対称に縫い合わせる」という原則があり、長い年月を経て洗練された仕上がりを思わせる。未婚女性の踊り手がかぶり亡者を表す「ひこさ頭巾」という黒い覆面が強く印象に残る。

会場は700年以上昔から伝承された通り暗く設定され、かがり火の灯が踊り手の幻想的な雰囲気を醸し出しているが、多くのマスコミの記事を見ると、明々とライトに照らされた映像が多く、さっぱり幻想的に見えない。あえてフラッシュを使わず暗く撮ってみた。

この7月にオープンした道の駅「端縫いの郷」。入口でJazz演奏

「端縫いの郷」に展示されている端縫い衣装

西馬音内は歴史あるソバ屋でも知られている。橋のたもとの文政元年創業の老舗「弥助そば」にはすでに行列

ソバ屋の中は2階もありかなり広い。おかみがプロのもてなし。

盆踊り開館に立ち寄った

開演の午後7時30分直前スタンバイ。

篝火に灯が入った

子供も交じっての踊りから始まる。母親の後について踊って代々親から子に継承されていく。

(ISO12800、0補正、1/100秒、f/2.8、40mm)

(ISO6400、0補正、1/60秒、f/2.8、28mm)

(ISO3200、-1.7補正、1/80秒、f/2.8、40mm)

戻る